呪術廻戦0映画感想

映画見て4日経ったけど全然情完(情報完結しない)だしはっきりいうとなんか記憶とんでる。ど真ん中のすごいいい席であの夏油傑の首傾げウィンクを食らった時は死ぬんかと思った。このまま散文的に語ってもいいけどとりあえず映画の感想重点絞っていきます。

①作画

相変わらずきれい。というかいつも以上に当たり前だけどきれい。乙骨先輩が最初学校に向かう前までのシーンが古き良き厳格な日本風景、あの坊さんはなに??ってなった。BGM壮大すぎてあれこれもう終盤??クライマックス?と勘違いするほどに初動速度が凄まじかった。真希さんの戦闘シーンとかカッコよすぎた。あと初手りかちゃんが不気味さ増し増しでそこで本気出す??って感じだった。

空の描写がちょっと泣きたくなるくらいに美しかった。原作にはなった五と夏が確実にお互いのことを思っている(??!?!)シーンの夕焼けで涙出るかと思った。別れるときは朝焼け。あの日の夕焼けと同じようないろの朝焼け。私は昨日夕焼けをみて泣いたよだっておんなじ色だったもの。

②まさかの京都校とナナミン

語られただけに留まっていた京都校の東堂たちとナナミンの黒閃連発。呪術師の後輩たちが絶望して女子がじゅれいに殺されようと近づいたところを引き止めるナナミン。そらとめるでしょうよ。あのとき黒閃を4連続でだせたのってやっぱり他の呪術師がポテチみたいに喰われていく姿に少なからず怒りを覚えたからかなと勝手に推察するよナナミンはそういう人だと勝手に思ってるからね!!!動揺して体がビクッてなったけどすかさず黒閃記録保持者のこと思い出して4回ちゃんと数えきった私偉い。すげえかっこよかった。あと関係ないけど虎杖悠仁のファイトスタイルって珍しくないんだね拳に呪力こめて殴ってたひといたし。

東堂の戦闘シーンあればもっと良かったと思うのは欲張りすぎるか、でも一人でじゅれいの大群を翻弄する五条じみた東堂は悔しいけどみたかったよわたしは。なんかアトラス(ドラクエ)みたいなじゅれいいたのなんか草だった。まじで百鬼夜行じゃん夏油傑もしかしてビジュアルも百鬼夜行になるようにじゅれい選んでた??

 


③カイギョク編

....?!立ち上がるかと思った立ち上がってたらすいません。いやまさか8と9のシーンとセリフがっつり入るとは思わんじゃないか君は五条悟だから最強なのか最強だから五条悟なのかってフルボイスーー!!!言い値で買うーーー!!搾取して!!!あと制服姿のお団子ヘアとサングラス制服の過去編のビジュが完璧にもうできているということは2期はもうそういうことよねおっけー分霊箱つくるわ魂108に分けてくるみじん切りは任せろり。

しかも驚きなのはあの過去の回想を原作0の方に寄せて描写してくれたっていうところは流石MAPPAて感じでした頭が上がりませんありがとうございます。

あそこらへんのシーンも動揺しすぎてあんまり覚えてないわ動揺し続けてるな私。セルフ無量空処すな。

④五条悟

ずっと唇ドアップされてるから最初ドキドキしたけど途中から段々面白くなったなんだこのアングル盗撮魔かストーカーしかしねえよこの撮り方。DiorからCHANELにランクアップしたみたいな感じだなBAさんより唇きれいなのなんだ??あと夏油の呪力の残穢を「嗅ぐ」な、特別性の目があるだろう。てか五条悟夏油のときだけ目以外の情報で判断するのなんで??魂とか呪力の残り香とか気が狂うからやめてほしいもっとやれ。「僕が傑の呪力を間違うはずがない」って言う発言を耳で聞いたらすげえどっしり?重たげに言ってるからあーなるほど確かに愛ほど歪んだ呪いはないねって実感こもりまくってんねって思ったよ流石に。ずっと声音重たかったし。なんなら夏油傑のほうがテンションおかしくて五条悟っぽかった。櫻井孝宏って狂った演技うまいよねあらこれ五条悟の感想項目なのに夏油傑のことかいてるわまあワンアンドオンリーからしょうがないね一心同体だもんね魂の片割れ。はーあ。

傑にひさしぶりにあってから放課後に教室に残って傑のこと考えてるシーン見て「純愛だよ」って思わず思ったしこれは現実?大丈夫?本気でこれ集団幻覚とか特級仮想怨霊とかじゃない??って心配になったわまだ1回しか見てないからもしかしたら私の脳がどうかして幻覚を作り出してしまったのかもしれないまだ確定できない。2回目見に行こう。

ミゲルとの戦闘シーンでこんなに動いてるのはじめてみたわってレベルで動いてた。漏斗とのときもスクナとのときもへらへらしてたのにあのときだけがち走りで普通に怖かったわこれも全部夏油傑のせい......。なにはともあれ映画版でテレルナヨコッチマデハズカシクナルムーブキメられなくてよかった流石に山寺宏一にそれは笑うから。変なオリジナルを面白いだろと思って入れてくるアニメーション会社いるからねほんとに。その点考えたらなにも変な脚色なくきれいにオリジナルシーンや原作の過去編をちょくちょく映画に落とし込んでくださったMAPPA好き過ぎる愛した。

 


碇シンジ(乙骨ゆうた)

最初らへんと死んじゃだめだのシーンのこと「碇シンジボーナスステージ」つて言ってるツイッタラーさんいてもうそうとしかみえなくなったしあからさまにここ碇シンジでやってください言って指示出されたんとちゃうかって感じの演技だった。ええけど別に。庵野監督に怒られても知らんで。

最初はリカちゃんのこと怖い怖いやめてほしいって感じでふさぎ込みまくってたのに夏油戦になってから「来いりか!!」だし「蝶よりも花よりも丁重に扱え」だし、終いには「○ね」だもの呪術師として覚醒し過ぎだよこれも夏油傑のせい....なんて罪作りな男だ。共通点多すぎるんだよな碇シンジと乙骨先輩。最初は誰も近づけないけど本当は誰かに手を握ってほしくて友達が欲しくて、でも自分のせいで友達が傷ついて最終的にはりかちゃんが呪われたのも傷付いたのも全部僕のせいじゃないかって徹頭徹尾碇シンジなんだよね乙骨先輩。あと覚悟決まったときの性格の変わり方も。あまりにも肝が座りすぎてる。でもちょっっと違うのは乙骨先輩はちゃんと人の言葉をそのときに受け取って自分で前に進もうとしたところ。ただもうだめだ絶望だ死ぬしかないっていう期間は最初確かにあったけど真希さんっていうアスカラングレーに怒られて直ぐに立ち直ったから50歩100歩だけど乙骨先輩のほうが圧倒的に心強いしイカれてる。戦闘シーンも圧巻だっけどごめんなさい記憶とんでます例にもれず。

⑥夏油傑

シルエット出てきたところからもう駄目だったよずっと「まってまってまだだめまだ、シルエっトでいてほしいあーでもみたいもうちょっとシルエットから均していったほうがいいんじゃないァァァァ"」でずっと待ってほしいの状態だった。円盤を買う決意がみなぎった。最悪の呪詛師ーって説明で猿が一斉に平伏して腰掛けた夏油傑が笑ったシーンまじでわざとらしい猿向けの笑みだなと思ったしあの集合シーンはなに???って思ったばんせいきょうの宣伝CMにでも使うのそのシーン流してようちのど田舎でも録画するよ。始終芝居掛かってて違和感凄まじかったけど昨日見逃した呪術ラジオで判明したわ「五条悟を意識して演技した」だって。あーーーあそうやって声優さんは私達をなんの予告もなくころすんだ。どーするよどんどん五と夏の魂のつながりが、深くなってるよこれは来世でも出会うし記憶蘇っちゃうよあーあ。

佐藤さんぜっっったい恋しちゃったよぉ。からのじゅれい玉ゴクリ。いやそれはやっぱでかいってゴルフボール大だったじゃん原作では。なんでそんな野球ボールみたいなでかさになったのそれはたしかにじゅれい集めいやになるわ刻んでお薬用ゼリーに混ぜて飲みな??喉詰まるし危ないっすよまじで。ハッ閃いたわじゅれいも飲み込みやすいお薬用ゼリーとか販売されないかな買うよ私。スクナ用イチゴ味とじゅれいソウジュツ用黒蜜味ってな。あの大きさだと医者は「馬鹿ですか」つって間違いなく激おこだよ。

一眼レフで自撮りすな。

一眼レフで

自撮り

すな。

撮ったやつのデータは没収させていただきますからね!!!!!決して高画質の推しがほしいとかそういうね!!違うからね!!!

そして乙骨先輩を観察する夏油傑....その座り方ぬーどるストッパーになってましたよヨカッタネ。なんやねん夏油傑ぬーどるストッパー乙骨憂太監視Ver.て。字面すごいな。

そしてついにディズニーキャストもびっくりの堂々告知。お集まりの皆様方、耳の穴かっぽじって...え夏油傑には五条悟がああ見えてたの??いややりそうではある、あるなギリギリやりそう。

そして乙骨先輩の手をぎゅって包み込んでからの首傾げウィンク。キャバ嬢??????アイドル???ファンサがすぎるよ中央どまんなかでそれ食らった猿の気持ち考えてほしいよく生きてたな私次女なら死んでた長女だから我慢できた最悪な炭治郎構文の使い方するな私。

猿の感想は置いといて完璧に不審者だけどドン引きして振り払わずにちゃんとNOといえる乙骨先輩すごい、肝座りすぎでしょ。ていうかこれを皆の前でやれる夏油傑すごいな呪術師じゃなくて夢の国のキャストしなよ告知とかめちゃくちゃ映えると思いますよ。

にっかり青江出陣 無観客ライブ配信大阪公演

三百年、葵咲本紀、過去の本丸での物語がおおくて鳥肌が立ったし、かざぐるまとかるりいろの空の青江ソロがきけた。風車の回し方が掌でごりごりに回していくスタイルなのがちょっと面白かった。

青江の声判別しづらいから今回始めて青江だけの歌声を聞けてよかったずっと鳥肌立ってたよ冗談抜きで。

すべての未来を知りながら徳川公を育てて、つぎの世代の信康の世話係もつとめる。歴史を変えてはいけない、っていう刀剣男士の最低限のルールが一番守り続けるのが難しくって、一番シンプルだけど一生納得できないルールだと思った。

それからずっと、青江が気になっていたけど向き合っていなかった自分の逸話と向き合うことを決心して、旅に出ていくシーン。

本丸の仲間1振ずつと会話するシーンは、青江の受け答えだけで本丸の誰が激励の言葉を投げかけてくれたのかを想像できるのが画期的だった、でもちょっっと長過ぎるかなぁ...ぐだってたような。

あと手遊びめちゃ可愛くて楽しかった、え、かわいい青江、カルチャーショック、子供大好きなんだな青江。わたしも子供好きになりたい、なるわ。

青江は子育てをして、人と関わることの喜びをしったと語る。が、自分は親子切った逸話の刀、戦場で生きることが本来の役目。

襲い来る時間遡行軍に対して、青江の感情も昂ぶり、身も心もズタボロに...かなり衝撃的なシーンを浴びせられてだいぶ目を背ける一歩手前までいった、でも見ないとな、だって金払ったし。

ようやく時間遡行軍の強襲を退けて、シャツ一枚であばら家で休憩する青江。ここで石切丸さんに叱られるなぁっていってて石切丸大好きかよもぉ負けたよ畜生(?)って感じで尊かった。

限界化した青江がみたのは幻覚、ではなく自分の中にずっといた女の幽霊。にっかり青江、名の由来となった女の亡霊が青江に語り掛ける。

SSR発狂青江

半分が女で、半分が青江。歴史なんて変えてしまえばいいと青江を唆す女の霊。声が時々オカマになる(荒木さんがやってるので)。

「許されていいのかな?許されるなら、心の底から笑いたい__にっかりと」

「いいんですよ、笑いなさい」

女の霊は多分、青江が誰にも話せずにずっと苦しんでいたことを、原因である自分が許してあげることが一番いいと思った。でも最初は恨んで青江に取り憑いていたんだろうなぁ、でも心の底から幼子と女を切ったことを悔やんで苦しでいる優しい優しい刀を一番傍から何百年の間もみてきて、「もういいじゃないか」って思ってくれたんだろう。

かーーーらーーーのーーーー極衣装チラ見せ。鳥肌はオールスタンダップだし全私が泣いた。え??かっっっこいい通り越して神々しいなえ神だったのそれは知らんかった神だわありがとうけんらんぶ。

鳥肌スタンダップ状態で極衣装の青江がソロのとうけんらんぶを雄雄しく歌いあげ、寿ぎを白い袈裟をひらひらと楽しげに揺らしながら歌った。

修行、その全容を審神者が見ることは叶わないと思ってたし、刀剣男士が何をおもい本丸に戻ってくるのかは想像の範疇を越えないと思ってた。けれど、この大変な時代の中で、どんな形であれ、提供してくれたことに脱帽を禁じえない。3800円でいいのかこれって感じです、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

維伝 朧の志士たち

陸奥守吉行と、坂本竜馬に焦点をあてた話。

「あいたくなかったのぉ」

殆どの、というか大抵の刀は主に会えて、自分を愛してくれた主に再開して話すことができて嬉しいと思う。むつはすぐに、悲しそうにこの台詞を絞り出した。とんでもねえ伏線。

ずっっと二羽の鳥の動向や動作の優雅さに見惚れてましたね。小烏丸さまの烏感に磨きかかってきててびびった。

染つると二羽で仲良さげに南海先生の肩によっかかってるところ、鳥が枝にとまってる幻覚見えたまじで。

染つる、まじでクレイジーソードJAL丸国永。始終はしゃいでて面白かった。健つるは穏やか??まあ常識の範囲内の驚きソムリエだけど、染つるは狂気。

「じゃあねってした人とまたあったらどうしたらいいですか!」それ裏声つくってまで聞くことかwwwww

 

そしてハウルの動く城より挙動不審な土佐の街。いやなんで動いてるの流石にそれは歴史の歪で説明できんだろ...。

朧の志士たち、タイトル=盛大なネタバレだったとは。節子それタイトルちゃう、答えや...。

 

人斬り以蔵の刀だった肥前と、共鳴する朧の以蔵。偽物だけど、どこかにいた本物の以蔵の想いがつくったものならば、偽物と簡単な言葉で言い切れないものではないだろうか。

(関係ないけど偽物って言葉につい反応してしまったよ!!!!)

 

人そのものが想いで造られるっていう展開は予想してなかった。もはやなにが敵になるかわかったもんじゃないな。

あと最初の南海朝尊太郎の罠仕掛け台詞集の音楽と南海先生の可愛いポーズがすき。めっちゃみる。

 

以下、円環の話

そして気になって仕方なかったのが、でかすぎて本題が霞んでしまう山姥切国広だったものの存在。

物語をおくれとしきりにいっていた。なぜなのか。しかもその物語はいままでの舞台の偉人の物語。山姥切国広は物語を集めて、どうやって三日月宗近を円環から引っ張り出そうとしているのか。

って思ったけど、物語が刀剣男士を強くするということを、ステの主が言っていて、故に陸奥守吉行は坂本竜馬に会うことになった。自分の物語である坂本竜馬と。

つまり山姥切国広は、物語を集めて、ループし続けて強くなった三日月宗近のように強くなって、三日月を救おうとしている、とか???

 

そして維伝の山姥切国広は、どこの時間軸の山姥切の成れの果てなのか気になる。

そもそも、維伝の文久土佐の任務を任されたむつたちはどこの時間軸のステ本丸なのか。

ここらへんの謎は今後とけていくのかなぁ...

てか、維伝で時間遡行軍みたいになってしまった山姥切国広と、今後戦闘になる可能性大だよね。てことは次の話の区切りは山姥切国広の喪失とか?救いようねええええ

 

 

 

いくさ世の徒花の記憶 2週目

歴史を10分程度調べて視聴。分刻みで流される細川家の歴史を、一回目よりは噛み締めて頭に入れることができた。

他本丸の山姥切長義は、「君たちの部隊は優秀でやりやすい」といっていたのがすごく気になる。同じ本丸の仲間に対してそんなこというか...??監査官としての癖が抜け切れてない個体なのだろうか。

青江と亀甲の組み合わせもよかった。亀甲、結構コミュ力たかいな...。さすが貞宗

黒田孝高の別の時間軸云々の話が最初はちょっとわからなくて、2週目でやっと理解できた。

歴史人物も、三日月宗近のように繰り返す歴史の記憶を保持できるってことですねこわい。これ再演の蘭丸もちょっと気付きかけてたからもう恐怖。歴史守るために何度も干渉し続けることがこんなに歴史を歪ませるとは。

ガラシャと忠興、そして地蔵と歌仙兼定

歴史をみると、そしてそこに彼らの感情を加えると、記録でなくほんとに記憶として残ったと思う。

忠興がもつガラシャへの愛を、地蔵がもち、修羅としての側面を歌仙がもつ。物が語る故、物語ってこういうことか。

古今伝授全然物語ってなくねえかって思った。古今伝授って文系名刀そのものだから、今回はあんまりって感じなんか。

刀ステ、噛めば噛むほど深みが出てくる。スルメか。

ガラシャが「鬼が来る」っていって、細川たの愛刀として歌仙兼定と対峙した。この最後のシーンに歌仙が着物の袖で、血を拭った。彼は細川忠興にかわって、ガラシャを斬ったっていうのを、ガラシャの袖で庭師の血を拭ったという逸話を伏線回収の形でやるシナリオ。脚本の未満さんが凄すぎる。

 

散りぬべきとき知りてこそ世の中の

花もはななれ 人も人なれ

歌ってすげえなぁ。こんななっがいなっがいはなしを、たった35文字で綺麗にまとめることができるんだからね!!!

 

 

 

 

いくさ世の徒花 改変いくさ世の徒花の記憶 感想

迷いに迷って当日にライブビューイングを購入。

得ていた情報は、「長義、座ればking、立てば本科、歩く姿は山姥切」まさに美しく高慢、という大分性癖な設定を体現してくれたうめちょぎ。

とりあえずそのシーンはテレビ画面に視線がめり込むほどにみた。

他本丸の長義と、滋伝長義、圧倒的に違うのはやっぱり経験の差による冷静さとか、苛烈な殺陣、仲間との連携かなぁ、と。それを同じ役なのに演じ分けた梅津さんに脱帽。あなたが山姥切長義か。

今回焦点が当てられていたのは歌仙兼定のはずだけど、圧倒的に山姥切長義が山姥切長義すぎて魅入ってしまった。亀甲貞宗と敵陣に乗り込んだときの「刀剣男士が歴史を守るのは本能」とか、どうであろうと歴史を改変するものは許さないという断固たる姿勢。あれはあの本丸で、何百回も出陣してきたからこそできる発言なんだろう。

そして次に魅入ったのは七海ガラシャ様。これは蛇と呼ばれますわ...。人外の刀剣男士と並んでも、なんら遜色ない美貌と迫力。神の国の宗主としての毅然とした振る舞いがもうかっこよすぎた。地蔵が、ガラシャをゲームの方で「姉上」とよんでいた理由がこの舞台で漸くわかって疑問が解消した。ガラシャが、地蔵を弟とおもい、ガラシャが姉上と呼んでほしいといった。刀と人ではありえない関係だけど、いいな。

それで一番性癖にささったのが、ガラシャと忠興様が呼応するように「憎くて憎くて、愛おしい」と、掛け合いをしたところ。忠興様は愛おしいガラシャが、自分を裏切ったとおもった、だから蛇とよんで憎いと言った。ガラシャは愛している忠興様に、自分の最後を飾ってほしかったのに、それをしてくれなかった。(忠興はガラシャを愛しているから)だから、憎い。

一周目は結局、彼らの歴史を調べずにみたからこのくらいのことしかわからなかった。ただただ、愛憎の感情しか感じ取ることしかできなかった。

そして、キリシタン勢が人外になったガラシャに共鳴するように真っ白な衣装になったシーン。あれ多分鶴丸国永混入してもばれない。それくらい白かった。

なんか武器がめちゃくちゃモンスターをハントする形になってた。あれ日本刀押し負けるから絶対...やめてくれほんと。大剣はあかんやろ。ラギアクルスでも狩るのか。

ステの好きなところは、敵の武器がなんかすっごい小中学生が考える特撮もののかっけーぶきなところ。今回も中々にイカすデザインだったよ。

次に面白い要素はやはり講談兵。長義とかと喋ってたのが可愛かった。またきてほしい。科白げきだと、一人一人の殺陣がよく見えるから最高に良いと思った。最初はえーーきりあいないのかぁーーーと迷っていたのが馬鹿馬鹿しいとさえ思った。

斬り合う相手が間近にいないからこそ、役者自身の技量や魅せ方が問われる劇だったと思う。それでもいつもと変わらない、寧ろいつもより鬼気迫る殺陣を演じた役者さんに熱烈な拍手👏

次は必ず、歴史を知ってきます。